ウェットブラスト

サンドブラストとウェットブラストの違い。

通常サンドブラストはエアーに研磨材を混ぜ、品物にかけるブラストの事を言います。
ウェットブラストは水の中に研磨材を混ぜ、品物にかけるブラストの事を言います。


サンドブラストのメリット
　直接品物に研磨材を当てるため、切削能力を最大限に生かす事ができる。
　ブラスト機の掃除が楽なため研磨材の入れ替えが楽である。

ウェットブラストのメリット
　液体を使っているため、品物に熱を加えず加工できる。
　仕上がりは、ノーマルに近いイメージだと思ってください。（注意、あくまでもイメージです。）
　

ウェットブラストは、切削能力が低いため、素材の状態にかなり影響を受けます。
当社は、ウェットブラストにかなり細かい研磨材（ガラスビーズ）を使用しています。
素材を光らせるだけでしたら、研磨材を大きくすれば簡単に光らせる事が出来て作業時間も短縮できますが、それでは表面にザラザラ感を残していサンドブラスト（ドライブラスト）との違いを出す事が出来ません。
ブラスト機の能力が高い機械であれば、ウェットブラストの加工はサンドブラストの機械でもできると思います。（ただし、オートバイに関する加工のみ．．．精密部品は別になります）


大切な事は、品物をどのようにしたいかにより、機械の選択をする事です。

各メーカーの塗装の違い

長年ブラストにて塗装を落としていると、メーカーさんによって特徴があります。
ただ、全てのバイクがそうとは限りませんので・・・。
ブラストで塗装の落としづらい順位は

　　１　外国メーカー　（ハーレー　ドゥカティなど）
　　２　カワサキ　　（稀に新品タンクなのにパテや二重塗装などがある）
　　３　ホンダ　　　（さすが優等生。なにごとにも無難といった感じ）
　　４　ヤマハ　　　（塗装が綺麗だが、普通という感じ）
　　５　スズキ　　　（ブラスト作業は楽です）

あくまでも、私的な感想です。